『TRIVIAL MARKET』(日刊遊技情報5月9日号)
2012/05/14 09:03
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Category:コラム
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▼米国の同時多発テロとリーマンショック、ギリシャ発の欧州ソブリン問題、そして東日本大震災。「これらは、一見すると何の脈絡もなく偶発的でバラバラのように見えますが、実は水面下では一つの概念でつながっているのです」(『世界経済の大潮流』水野和夫著)。「その概念とは、『蒐集』(コレクション)です」▼『蒐集』には終わりがなく、必ず『過剰』に行き着く。9・11と9・15はウォール街による富の過剰な蒐集に対する反動であり、欧州問題は財務規律の弱い国までユーロ圏に集めた結果であり、3・11は安価と信じて原子力エネルギーを過剰に蒐集した結果。「これらの未曽有の出来事は当該国にとって得意分野で起きたということが重要な意味を持っているのです。金融と軍事力で圧倒的なパワーを有する米国が、9・11と9・15で躓き、高い省エネ技術を持つ日本が3・11の巨大地震で生じた原発事故を『想定外』だったといい、コントロールできない」▼過剰が崩れるとき歯車は逆回転する。逆回転に気づいた人だけが次の手を打てる。業界にも過剰な蒐集がある。メーカーは利益、パテント、版権を蒐集し、ホールも利益と大量の台を買い集めた。今まさに得意分野で躓いている。逆回転に気づけ(桜)
『TRIVIAL MARKET』(日刊遊技情報5月1日号)
2012/05/07 12:06
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Category:コラム
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▼ある研修用DVDを見ながら、画面に映る講師がきちんとしているように見える理由は何か、と考える。背広の前ボタンを留めていることに気づく。つまり、背広の前を留めることで仕立てのラインがくっきりし、ネクタイとのバランスも良く見える、と▼昨年の電力不足対策として、夏季の軽装(クールビズ)を徹底した企業は多かった。上着を着ないので、それまで内ポケットに入れていた習慣を改め、手帳や財布をカバンに入れて持ち歩くことにした。そして夏が終わり、冬服に変えたあとも背広の内ポケットに入れず持ち歩くことにし、ふと思い出して前ボタンを留めるようにした。以来、少なくともこの冬2回ほど背広の仕立てを褒められた。今まで褒められたことはない▼ボタンを留めるだけで見栄えが変わることをはじめて教えられる。今日5月1日から10月末まで半年間、全日遊連は会議時のクールビズを実施する。ノー上着、ノーネクタイ。日本にある全原発の停止措置で、電力不足は東日本だけでなく全国規模になった。ムダに電気を消費すると言われて昨年大きなバッシングを受けた業界。襟を正す、という言葉がある。乱れた衣服や姿勢を整えること。軽装に限らない業界全体のクールビズを模索する(桜)
『TRIVIAL MARKET』(日刊遊技情報4月25日号)
2012/04/30 10:00
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▼千葉県の駅前店。約半分が1円。午後3時でほぼ100%の稼働率。ただ、4円の島には5〜6人しか座っていない。新台もボックスで入っているにもかかわらず。1円に座れないお客が溢れているのだからもう少し1円を増やしてもいいのではと言うと、自分もそうしたいがオーナーが嫌がる、と店長。「4円を減らすと売上げが減ってしまう。会社としては見た目の売上げも大事なので」と▼1円を増やした方が利益は増える、と分かっている。それでも新台入替えを考えると4円の収益がある程度ないと全体のバランスも崩れる。しかし、これほど4円と1円の稼働に差がつくと、バランスはすでに崩れている。「いずれ1円中心に新台入替えをしても十分やれる時期が来る気がする」と話す▼1円島に新台を入れると言っても、もちろん今の価格では台数は限られる。新台のある4円島を避け、中古しかない1円島に行って席が空くのをじっと待つお客の様子を見ながら、お客もホールも新台の必要性がなくなりつつあるのかもしれないと気づく。過去、ホールの不買運動が成功したためしはない。結局店が抜け駆けで買うから、とホール組合理事。誰も本当に買わなくなる時代が来るとは思っていない。まだ思ったまま(桜)
『TRIVIAL MARKET』(日刊遊技情報4月20日号)
2012/04/23 12:05
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▼上場企業の今年3月期決算で過去最高益を上げたり、業績が底堅い企業の共通項は「隠れた収益源」があること−日経新聞(4月19日付)の分析だ。本業を支える安定収益源を持っているかどうか、と▼例えば全日空は貨物便事業が黒字転換。路線を増やし需要が拡大しているアジア各地への就航を増やす。ホンダは四輪車事業が1000億円を超える赤字だが、自動車ローンなどの金融事業で赤字を補填した。雪国まいたけも、稼ぎ頭のきのこ事業が原発の風評被害で赤字、それを補ったのが単身世帯向けの「もやし・カット野菜」。居酒屋チェーンのワタミも介護事業が居酒屋などの外食事業を利益で逆転した▼長らく不振続きだった事業がようやく黒字化し、反対に不調になった本業を支える企業も少なくない。これらの事例が示すのは、収益の源がいつの間にか転々と動いていること。もぐらタタキのように収益源がどこから飛び出すか見当もつかない▼本業に関連した事業の複線化を図り、収益源を多様化させておく。儲かっているときは本業を充実させ、不調時に新規事業を始めるのが鉄則。多くは逆をして失敗する。構造改革、事業転換など結局儲けの源泉を探す作業のこと。利益は照れ屋で、いつも隠れている(桜)
『TRIVIAL MARKET』(日刊遊技情報4月12日号)
2012/04/16 11:34
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▼100円ショップが流行りだしたころ、多くの新規参入があり、既存小売業も新業態として取り組んだ。そして結局、既存小売業で成功している事例は少なく、店舗展開に成功したのはダイソーやキャンドゥなど専門特化した新興企業だった。成長の勢いに陰りは見えるが、今は競争も一段落して収穫期に入っている▼力のある既存の流通業がなぜ苦戦したか。その理由を勉強することは、4円市場から急速に低貸玉に転換しているパチンコ産業にとって、恰好の先行事例になる。おそらく出てくる答えの多くは、既存の小売業者では100円ショップは経営できないという結論に至るはず▼パチンコ店の営業のキモは何か。景品、ゲーム性、空間や人的サービスなど答えは様々。店は3000円の台粗利を確保するため機械を購入し、スタッフを雇用し、設備に投資する。仮に1000円の台粗で十分最終利益が確保できるモデルを構築したなら、4円の薄利か低貸営業いずれを選択すべきか▼たぶん既存のホール経営者は4円薄利を選ぶ。新規参入者は低貸の薄利営業ができないか考える。今後、1円が当たり
前になれば、低貸での薄利営業かつ新台入替え競争になるのは目に見えている。考えたくないので、誰もやらない(桜)
前になれば、低貸での薄利営業かつ新台入替え競争になるのは目に見えている。考えたくないので、誰もやらない(桜)
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